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これほど毀誉褒貶が激しい人も珍しい。「そのときどきで権力や勢いを持っている人物にすり寄って、金儲けしているだけ」「自分が権力者だと思い込んで、自分に酔っている」という声もあり、見城さんを嫌っているというか、近づかないようにしている人が多いのも確かです。幻冬舎でも、見城さんのワンマンなやり方や、自分より優秀な人が台頭してくると潰そうとする性格に嫌気がさして辞めた優秀な編集者を何人も知っています。もっとも、本人はワンマン経営者であることを自任しているくらいなので、改善される見込みはないでしょう。 ただ、見城さんの日頃の発言や著書、さらにいろんな評判を聞く限り、やっぱり“売れる作家=良い作家”という信条の持ち主だという印象は拭えません。もし作家にリスペクトの気持ちがあれば、勝手に実売を公に晒すなんていう行為は想像もつかないでしょうし、作家を商売の道具くらいにしか考えていないのではないかと感じます。自分の会社が作家に批判されたからといって、その作家の部数が低いとでも言いたいかのような発言をするなど、言葉は悪いですが“クズ編集者”ですよ。